若狭たかはまひなまつりを前に、ひな人形を飾る嶋本さん(手前右)や実行委メンバー=19日、福井県高浜町

若狭たかはまひなまつりを前に、ひな人形を飾る嶋本さん(手前右)や実行委メンバー=19日、福井県高浜町

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家宝のひな人形一堂に 高浜町で恒例「まつり」へ

福井新聞(2016年1月22日)

 福井県高浜町の春の風物詩「若狭たかはまひなまつり」が2月20日から3月10日まで、高浜地区を中心とした町内全域で開かれる。各家に代々受け継がれてきたひな飾りが、住宅や店舗約100軒で披露される。イベントの実行委員会は「ひな人形のかわいい表情や飾りを楽しんでほしい。スタンプラリーなどにも参加を」と来場を呼び掛けている。

 商店街の活性化を図ろうと2005年から始まった。前回から高浜まちづくりネットワークなどでつくる実行委が主催している。

 各家では、道路に面した部屋などで、江戸末期から平成までのさまざまなひな飾りが披露される。時代ごとに移り変わるひな人形や飾り物などを見ることができ、人気を集めている。

 19日には、実行委メンバーら6人が、展示場所を提供する同町の嶋本正美さん(72)の土産物店で、ひな人形を並べる手伝いをした。嶋本さんは「お蔵入りしているひな人形が日の目を見るようになった」と喜んでいた。

 町内を広く歩いてもらおうと、初の試みとしてスタンプラリーを3月5日まで開催する。33軒、66軒、100軒と、巡った軒数ごとに抽選で賞品が当たる。参加用紙は、同町宮崎の同ネットワーク事務所などに置いてある。

 2月20日にオープニングイベント、同28日にメーンイベントが行われる。いずれも午前10時から、同町事代の平田印刷ビル近くの空き地で。28日は、ひな祭りにちなんだ衣装などを身に着ければ誰でも参加できる仮装イベントなどが行われる。

 問い合わせは同実行委=電話0770(72)2740。

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