SL(左)や飯山市文化交流館などを表現した雪像造りが進む「いいやま雪まつり」会場

SL(左)や飯山市文化交流館などを表現した雪像造りが進む「いいやま雪まつり」会場

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「雪まつり」飯山で13・14日 雪不足でも...大型雪像造り着々

信濃毎日新聞(2016年2月9日)

 飯山市中心部で13、14日に開く「いいやま雪まつり」の主会場で、地元住民や高校生による大型雪像造りが進んでいる。雪不足の今冬は会場だけでは雪を賄いきれず、同市鍋倉高原から雪を搬入。祭りの実行委員会は「雪不足でもお客さんに喜んでもらえる祭りにしたい」と意気込んでいる。

 同市の飯山高校美術部は1月に開館した市文化交流館(愛称・なちゅら)をイメージした雪像を造っている。部員は今月中旬から同館で絵画などの作品展を開く予定で、部長の2年上埜妙子さん(17)は「(作品展を)PRできればいい。雪像はなちゅらの外観が複雑な分、造りがいがある」と話した。

 同市笹川などの有志でつくる「笹川門松会」は、今秋に飯山線を運行する計画の蒸気機関車(SL)に見立てた高さ3メートル、長さ6メートルほどの雪像を制作中。今年のえとにちなみ、猿が窓から顔を出す様子を表現するという。

 祭りは34回目。新たに城北グラウンドに高さ5メートルの雪山を設置し、子どもがスキージャンプを体験できる場を設ける。市内各地に雪像が並び、主会場では「雪中みこし」の披露や花火大会(13日夜)などの恒例の催しがある。

 実行委員長の中村周一さん(42)は、昨年3月の北陸新幹線(長野経由)飯山駅開業後、初の雪まつりだとし、「これまでと違った祭りになるんじゃないかとわくわくしている」と話していた。

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