約2千体のひな人形が20段にずらりと並び圧巻の「ひな祭り」=大野市元町の平成大野屋平蔵

約2千体のひな人形が20段にずらりと並び圧巻の「ひな祭り」=大野市元町の平成大野屋平蔵

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ひな人形20段飾り圧巻 2000体華やか 福井県大野市

福井新聞(2016年2月23日)

 第6回春を彩る越前おおのひな祭り(福井新聞社後援)が福井県大野市の11会場で開かれている。メーンとなる同市元町の平成大野屋平蔵には、高さ約4メートル、幅約7メートルの20段ひな飾りがお目見え。約2千体の人形が並び圧巻ながら、華やいだ雰囲気を醸している。3月6日まで。

 有志でつくる実行委員会が毎年実施。捨てられず市内の玩具店に持ち込まれたひな人形を飾っている。ジャンボひな壇は親王をはじめ三人官女、五人ばやしなどの人形がずらりと並び壮観。1体ごとに、京風の切れ長の目、関東風のぱっちりとした目といった表情や着物の色が異なり、それぞれに個性を見て取れる。

 訪れた人たちはじっくりと見入り、一足早い春の気分を楽しんでいた。勝山市から訪れた飯田ひとみさん(51)菜季さん(27)親子は「こうして見ると圧倒されるけど、とてもきれい」と笑顔だった。

 平蔵では企画展「福井のものづくりびな」も実施。人間国宝岩野市兵衛さん(82)=越前市=の手すきの越前和紙を使った人形や草木染羽二重をまとった人形、県内企業が3Dプリンターで制作した人形などを展示している。

 平成大野屋二階蔵には、市内の園児が画用紙などで手作りした愛らしい人形を飾っている。会場はこのほか平成大野屋洋館、藩主隠居所、武家屋敷旧内山家、旧田村家など。旧内山家、旧田村家は入館料大人200円(中学生以下無料)。他はいずれも入場無料。問い合わせは実行委(平成大野屋内)=電話0779(69)9200。

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