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「真田家の歴史より深く」4講演計画 松代初代藩主の企画展示も

信濃毎日新聞(2016年2月24日)

 長野市松代藩文化施設管理委員会は23日、市内で開き、来年度の事業計画を確認した。同市松代町の真田宝物館で開催中の特別企画展「戦国の絆」に合わせた専門家による講演会を松代地区内で4回開くほか、松代藩真田家初代藩主信之(1566〜1658年)を紹介する企画展示を計画している。

 講演会は4月23日、真田氏が治めた群馬県の城跡の調査に携わる斎藤慎一さん(東京都江戸東京博物館学芸員)を皮切りに、NHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当する一人の丸島和洋さん(国文学研究資料館特任助教)らが講師を務める=表。真田宝物館は「真田家の歴史についてより深く学べる講演になる」とする。

 企画展示は4月6日〜12月12日、江戸時代以降の真田家についても興味を持ってほしいと「真田信之」「真田家伝来の大名道具」の二つのテーマで開催。信之所有と伝わる甲冑(かっちゅう)や刀、軍配のほか、上田から松代へ移る際の心境をつづった書状を展示する。信之に焦点を当てることはこれまであまりなかったという。

 真田家伝来の大名道具では、奥方が使った鏡などの調度品や衣服、茶や能の道具といった大名道具を一堂に並べる。問い合わせは真田宝物館(電話026・278・2801)へ。

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