池田町広津産の梅で仕込んだ「深山の梅酒」

池田町広津産の梅で仕込んだ「深山の梅酒」

長野県 白馬・安曇野

池田の梅園復活、梅酒でエール 地元酒造が3月4日発売

信濃毎日新聞(2016年2月27日)

 北安曇郡池田町の福源酒造は3月4日、同町広津産の梅を使った梅酒「深山(みやま)の梅酒」を発売する。地主の高齢化による担い手不足でいったん廃れた広津の梅園が、地元住民の協力で復活したと知り、梅酒としての商品化を発案。1年半以上の仕込みを経て完成した梅酒が町の土産物として定着し、地域の活性化につながることを願っている。

 町営農支援センターによると、広津は1990年代初めまで梅の生産が盛んだった。だが、地主の高齢化と後継ぎ不足で多くの梅園を維持することができなくなり、徐々に生産農家が減少した。約10年前、放置された梅園の活用を求める機運が地元で高まり、近隣住民が協力して草刈りや剪定(せんてい)などを行い、再び収穫ができるまでになった。

 現在は、地元農家でつくる「広津安曇野和房(わぼう)組合」が生産を担う。60〜70代の10人ほどが、3カ所、広さ計30アールの梅園を管理する。同酒造は3年前に広津で梅の生産が再開されたと知り、梅酒の商品化を持ち掛けた。初年度は組合が収穫した梅約900キロで梅酒を作った。仕込みには高級な純米大吟醸を含む日本酒を使用。蜂蜜を使って自然な甘さに仕上げた。

 梅園を管理する組合はまだ人手が足りない。梅酒が評判を呼び、若い担い手が集まることを期待している。同酒造の担当者大竹美奈子さん(48)は「広津の名前を広めて産地を活気づけたい」と話す。

 梅酒は1本500ミリリットル。税抜きで1500円。初回600本を生産した。福源酒造や町内のコンビニエンスストアなどで売るほか、町のふるさと納税の返礼品にする。問い合わせは同酒造(電話0261・62・2210)へ。

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