志賀高原観光協会(山ノ内町)はこのほど、志賀高原の魅力をまとめた英語版のリーフレットを作った。志賀高原を象徴する雄大な景色の写真や、19スキー場の情報を紹介する地図を掲載。ホテルや旅館などに配布し、海外での商談などに利用してもらうことで、外国人観光客の誘客促進につなげる。
一般の日刊紙と同じブランケット判4ページ。表紙には大きな文字で「SHIGAKOGEN」と記載し、雪が降り積もった笠岳の写真を大きく配置。見開きページには志賀高原の地図を載せ、スキー場のリフト情報やゲレンデの難易度などを紹介した。
インバウンド(海外誘客)の促進に使う志賀高原に特化した資料はこれまでになかった。リーフレットは協会員や旅行会社などに配り、海外での誘客キャンペーンなどで利用してもらう。
県観光部によると、2014年に志賀高原を含む山ノ内町に宿泊した外国人は延べ2万8675人で前年比6・6%増。同協会によると、近年は欧米やアジアから訪れる観光客が増えているという。
山本光俊協会長はリーフレットについて「広く外国人の人に手にしてもらい、志賀高原の魅力を知ってほしい」と期待。今後、中国語版のリーフレットを作る予定だ。