首長竜エラスモサウルスの全身骨格を組み上げる作業員=28日、福井県勝山市の県立恐竜博物館

首長竜エラスモサウルスの全身骨格を組み上げる作業員=28日、福井県勝山市の県立恐竜博物館

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首の長さ7メートル超の竜登場 勝山・恐竜博物館で展示

福井新聞(2016年3月29日)

 福井県立恐竜博物館(勝山市)で組み上げ作業を進めてきた首長竜エラスモサウルスの実物全身骨格(全長約11.5メートル)が28日、完成した。来館者がその大きさに圧倒されている。

 全身骨格は同博物館が昨年、岡山県の博物館運営企業から購入した実物化石の一つ。アメリカのモンタナ州で発見された。

 エラスモサウルスは約8千万年前の白亜紀後期の海生爬虫類(はちゅうるい)の首長竜で、今回、首の長さだけで7メートルを超える。

 組み上げ作業は24日から特別展示室で一般公開され進められた。作業員は実物大レプリカで練習を積んだ上で、2~3人で胸回りを手始めに尾、首の順に慎重に組み上げた。28日に作業を見守った来館者は口々に「でっかい」「首の長さは想像以上」と話し、驚いた様子だった。

 展示は5月8日まで。その後、館内で場所を移し2016年度内には常設展示される。

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