展示が始まった十七軒町曳山の花山車

展示が始まった十七軒町曳山の花山車

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復元された「十七軒町曳山」展示 高岡市伏木

北日本新聞(2016年4月9日)

 「けんか山」で知られる高岡市の伏木曳山(ひきやま)祭の山車(やま)の一つで、復元が終わった十七軒町(じゅうしちけんちょう)曳山の花山車の展示が8日、市伏木コミュニティセンターの展示室で始まった。初日から、曳山関係者や近所の人たちが大勢訪れ、完成を喜んだ。

 十七軒町曳山は明治の大火で焼失し、2002年から同祭実行委員会(塩谷雄一会長)が復元作業を進めてきた。昨年4月に本体部分が完成し、提灯(ちょうちん)山車として披露した。

 花山車は七福神の「寿老人(じゅろうじん)」を祭っている。法螺(ほら)貝の(標識だし)の下に花笠を取り付け「未来永劫(えいごう)」を表す鶴や四神獣、獅子の彫刻を飾った。今月上旬には、最後の作業として「付長手(つけながて)」と呼ばれる長い丸太を設置し、勇壮かつ絢爛(けんらん)豪華な姿がよみがえった。5月15日に行われる祭で市街地を練り回る。

 実行委幹事長の太田俊朗さん(54)=同市伏木古国府=は「多くの皆さんの支援に感謝している。ぜひ見にきてもらいたい」と話した。

 展示室の開館時間は午前8時半~午後5時15分。問い合わせは市伏木コミュニティセンター、電話0766(44)0483。

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