江南区で育てたラベンダーと伝統織物の亀田縞を組み合わせたアイピロー=新潟市西区

江南区で育てたラベンダーと伝統織物の亀田縞を組み合わせたアイピロー=新潟市西区

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亀田縞に香り付け ラベンダー愛好家が商品開発 癒やしグッズ5月販売

新潟日報(2016年4月13日)

 ラベンダー愛好家で作る新潟市のグループ「新潟・ラベンダー物語」(事務局・真木美智代さん)は、新潟市江南区で栽培したラベンダーと、区内の伝統織物「亀田縞(じま)」を組み合わせたオリジナル商品を開発した。商品は目などに当ててリラックスさせるアイピローと匂い袋の2品。事務局の真木さんは「ラベンダーの香りと伝統工芸品がうまく融合できた。さまざまな形で香りの文化を広げていきたい」と期待を込める。

 新潟・ラベンダー物語は、真木さんが講師を務めるアロマセラピー教室の生徒らで2014年に結成。同年から江南区茗荷谷の耕作放棄地でラベンダーを育てている。爽やかな香りを雑貨でも楽しんでもらおうと、商品化を計画した。

 商品は、亀田縞で作ったケースの中に、昨年7月に収穫して乾燥させたラベンダーを入れた。アイピローはレンジで加熱し、目だけでなく首や腰などに当てて疲れを取る。匂い袋はたんすや衣服のポケットなどに入れて使う。アイピローは税込み3500円前後、匂い袋は同1200~1500円で販売する予定。

 生地は曙町1の中営機業が織り、女性が手に取りやすいような明るい色や柄も用意した。社長の中林照雄さん(67)は「アイピローなど、自分たちでは思い付かない発想だった。亀田縞の新しい使用方法が増えてうれしい」と話している。

 5月に中央区の市民芸術文化会館などで行われる伝統芸能イベント「アート・ミックス・ジャパン」でそれぞれ30個ずつ販売する。イベント後はグループ事務局などでも販売を予定している。

 真木さんは「亀田縞の優しい風合いがラベンダーの癒やしの香りとぴったり。今後も地域の文化を盛り上げるような品を展開していきたい」と話した。

 問い合わせは真木さん、090(8616)9484。

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