小松姫の御霊屋の天井絵の下から新たに見つかった絵。ハスの花を手にした立て膝の人物が描かれている

小松姫の御霊屋の天井絵の下から新たに見つかった絵。ハスの花を手にした立て膝の人物が描かれている

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小松姫の御霊屋、天井板に人物画 松代・大英寺

信濃毎日新聞(2016年4月21日)

 長野市松代地区の大英寺にある松代藩真田家初代藩主信之(のぶゆき)の正室・小松姫の霊廟(れいびょう)「御霊屋(みたまや)」(県宝)で、修理のため天井に貼られた絵をはがしたところ、天井板に直接描かれた別の絵が新たに見つかったことが20日分かった。同寺などは1624(寛永元)年の建立時に描かれたとみている。放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」に小松姫が登場するとあって、話題を集めそうだ。

 新たに見つかった絵には、ハスの花を手にした人物と、紅葉模様の衣をまとった人物が描かれ、2人とも女性のように見える。県教育委員会の美術工芸担当者によると、一般的に寺や御霊屋の天井には天女が描かれるといい、「人物が描かれているのは非常に珍しく、歴史的希少価値がある」と指摘している。

 大英寺などによると、老朽化に伴う御霊屋などの修理は2014年8月から5年計画。同年12月、2人の天女が描かれた紙をはがした際、その下から見つかった。御霊屋は、天明年間(1781〜89年)に大修理をしたといい、その際に天井板に紙を貼り天女が描かれた可能性がある。

 誰が誰を描いたかは分かっていない。県教委の担当者は、小松姫を祭った御霊屋のため、「小松姫と侍女の姿を表した可能性もある。これから研究を深めたい」とする。大英寺は研究結果が出るまで非公開にするという。

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