地面から顔をのぞかせたタケノコを掘り出す人たち=21日、豊丘村河野

地面から顔をのぞかせたタケノコを掘り出す人たち=21日、豊丘村河野

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春の味覚タケノコ狩り 豊丘で受け入れ始まる

信濃毎日新聞(2016年4月22日)

 下伊那郡豊丘村河野の竹林「経竹園」で21日、タケノコ狩りが始まった。竹林の整備をしている「経竹会」によると、今年は暖冬の影響で1週間から10日ほど早い生育状況。訪れた人たちは、次々と土を掘り返して春の味覚の収穫を楽しんでいた。

 竹林の広さは約1ヘクタールで、モウソウチクが生えている。同村のタケノコはあくが少なく、採れたてならば生でも焼いてもおいしいという。利用者は「とんが」と呼ばれる専用のくわを使い、タケノコの周囲の土を掘ってから豪快に根元に刃を振り下ろしていた。

 周辺でタラノメやワラビなどの山菜採りに汗を流す人も。毎年初日に訪れるという塩尻市の農業清水みゆきさん(55)は「自分で掘ったタケノコは格別。食べるのが楽しみ」と話していた。

 経竹園のタケノコ狩りの受け入れは豊丘村交流センターだいちが担っており、5月上旬ごろまで。今年は降雨が少なかったためか不作気味で、受け入れの制限をしている。料金は重さ1キロごとに400円。予約が必要。問い合わせは同センター(電話0265・34・2520)へ。

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