たらい舟乗り場がオープンした宿根木地区。船頭の金子啓次さんも来客を心待ちにしている=25日、佐渡市

たらい舟乗り場がオープンした宿根木地区。船頭の金子啓次さんも来客を心待ちにしている=25日、佐渡市

新潟県 佐渡 アウトドア・レジャー

たらい舟乗りに来いっちゃ 宿根木に乗船場開設

新潟日報(2016年4月28日)

 佐渡市宿根木の海岸に24日、たらい舟乗り場がオープンした。佐渡観光協会によると、島内の乗り場は4カ所目で、小木の金子啓次さん(63)が運営・管理する。金子さん自ら船頭を務め、舟も手作りした。国の重要伝統的建造物群保存地区で、観光客も増えている宿根木にオープンしたことで相乗効果が期待されている。

 金子さんは30代の頃からたらい舟に乗り始めた。2010年には佐渡海峡の横断を達成し、同年から伝統のたらい舟作りを職人から習ってきた。夕日が美しく、佐渡ジオパークの地形を間近に見られることから宿根木での乗船場を計画。友人たちも船頭として協力し、乗り場のオープンにこぎつけた。

 製作したたらい舟のひとつは直径約150センチ。地元ではたるを半分に切ったような形をしていることから「はんぎり」と呼ばれている。佐渡産の素材にこだわり舟板には杉、たがは竹を使った。化学繊維による加工をしない昔ながらの製法だ。「手入れをしっかりしないとすぐ底板が割れてしまう」というが、軽く小回りが利きやすいのが特長だという。

 乗船体験では、江戸時代に回船業の基地として栄えた宿根木の町並みを海上から楽しめる。浅瀬でも自由に動き回れるので、陸地からは近寄れない場所でもじっくり観察できる。船頭に手ほどきを受けながら操縦することも可能だ。

 金子さんは「培った技術で地域を元気にしたい。のんびり、ゆったり楽しんでほしい」と話している。

 乗船体験は、15分、25分、35分の3コースと、夕日を堪能できるコースがある。15分コースは中学生以上800円、小学生以下5歳以上が500円。

 問い合わせは宿根木体験学習館、0259(86)2077。

佐渡 ニュース

佐渡
イベント

佐渡
スポット