福井県大野市角野の九頭竜国民休養地で29日、和泉地区の地層から運び込んだ石から化石を見つける「結(ゆい)の故郷(くに)化石発掘体験」がスタートした。8日まで毎日開かれるほか、10月30日までの土日・祝日も受け付けている。
和泉地区では恐竜やアンモナイト、植物などの化石が数多く発見され、地域の魅力発信へ2014年から市の委託を受けたNPO九頭竜化石研究会が事業を行っている。
会場には化石が出る地区内3エリアの地層から石が運び込まれ、来場者はハンマーでたたいて割り、化石を探した。友達らと体験した石川裕哉君(和泉小6年)は「やり始めてすぐに貝の化石が見つかり、うれしかった」と話していた。
予約は必要なく、1回30分で大人1千円、中学生以下500円。小学生3年生以下は保護者同伴が必要。午前9時~午後4時半。
また化石発掘アドバイザーが同行し、地層のある現地での発掘体験も受け付けている。問い合わせは同研究会=電話0779(78)2077。