片原町交差点に勢ぞろいした絢爛豪華な山車7基=2015年5月1日

片原町交差点に勢ぞろいした絢爛豪華な山車7基=2015年5月1日

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絢爛豪華な時代絵巻 1日、高岡御車山祭

北日本新聞(2016年4月30日)

 国重要有形・無形民俗文化財の「高岡御車山(みくるまやま)祭」が5月1日、高岡市中心部で行われる。工芸技術の粋を集めた絢爛(けんらん)豪華な山車(やま)7基が巡行し、優雅な時代絵巻を繰り広げる。今秋には御車山祭を含む国内の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」がユネスコの無形文化遺産に登録されると有望視されており、歴史都市・高岡の魅力を世界へ発信する。

 御車山祭は加賀前田家2代当主・前田利長が1609(慶長14)年の高岡開町の際、町民に鳳凰(ほうおう)の飾り付きの乗り物を与えたのが始まりとされる。高岡関野神社の春季例大祭に合わせて毎年5月1日に行われる。荒天時は中止となる。

 山車は御所車形式に鉾を立てた特殊な構造で、鉾留の下に色鮮やかな花傘が広がる。全7基の山車ごとに特徴があり、車輪や高欄(こうらん)の豪華な装飾は、各町が競い合うように山車を発展させてきた歴史を物語る。ことしは修理を終えた小馬出(こんまだし)町の後輪、御馬出(おんまだし)町の幔幕(まんまく)がお披露目となる。

 山車は1日正午ごろ、片原町交差点に勢ぞろいする。坂下町の源太夫(げんだい)獅子が先導し、土蔵造りの町並みで知られる国重要伝統的建造物群保存地区の山町筋などを巡り、午後6時に高岡関野神社前で曳(ひ)き納めを行う。

 4月30日の宵祭では、各町の山宿で山車の人形や幔幕などを展示する。守山町、小馬出町、御馬出町の山車は午後6時半から同9時まで高岡御車山会館と臨時山倉2カ所でライトアップする。同会館は4月30日は午後9時まで、5月1日は同7時まで開館時間を延長する。1日のみ入館無料。

 国は国重要無形民俗文化財に指定されている18府県33件の「山・鉾・屋台行事」を無形文化遺産としてユネスコに提案している。今年11~12月の審査で登録の可否が決まる見通しになっている。

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