さばえつつじまつりが始まり、満開のツツジを楽しむ家族連れ=3日、福井県鯖江市の西山公園

さばえつつじまつりが始まり、満開のツツジを楽しむ家族連れ=3日、福井県鯖江市の西山公園

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ツツジと笑顔「満開」 鯖江市で西山公園まつり開幕

福井新聞(2016年5月4日)

 第57回さばえつつじまつり(福井新聞社共催)は3日、福井県鯖江市の西山公園と中心市街地で始まった。園内は満開のツツジに彩られ、時折やや強い風が吹いたものの、家族連れやカップルらが花見を楽しみながら、多彩な催しを満喫した。5日まで。

 同公園には11種類約5万株のツツジがあり、日本海側随一の名所として知られる。まつりに合わせるかのように満開を迎え、赤や白、ピンクの花々が会場を包んだ。

 芝生広場では、市内外の中学、高校吹奏楽部などのミニ演奏会が開かれた。ツツジをバックに軽快な音楽を響かせ、来場者の目だけでなく耳も楽しませた。休憩所「松堂庵」では野だてがあった。

 家族3人で初めてまつりを訪れた道券悠一さん(32)=石川県小松市=は「ツツジも人もいっぱいですごい。娘にこんな美しい景色を見せられてよかった」と花見を楽しんでいた。

 今回は中心市街地で市産業観光ボランティアが古い町並みや史跡を案内する「さばえレッツウオーク」やスタンプラリーも行われた。一部の商店ではストラップや竹馬を作るワークショップ、割安で商品を提供するサービスが展開され、まち歩きを楽しむ来場者の姿が見られた。

 西山公園には熊本地震の支援へ向けた募金箱が設置されたほか、鯖江王山ライオンズクラブの会員らが熊本県のPRキャラクター「くまモン」をあしらった箱を手に募金を呼び掛けた。4日は前日に引き続き、ミニ電車の運行や花と苗木の販売などがある。5日はスケッチ大会、中高生による吹奏楽の演奏が行われる。

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