観光客らを魅了した「天領佐渡両津薪能」=7日、佐渡市原黒

観光客らを魅了した「天領佐渡両津薪能」=7日、佐渡市原黒

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幽玄の炎優雅な舞 ことし初の薪能 両津

新潟日報(2016年5月12日)

 かがり火の中で能を舞う恒例の「天領佐渡両津薪能」が7日、佐渡市原黒の椎崎諏訪神社能舞台でことし初めて開かれた。訪れた約200人が満天の星空の下、幽玄の世界を堪能した。

 島内では春から秋にかけて、各地の能舞台などで薪能が開かれる。本格的なシーズン入りを告げる両津薪能は、両津地区の旅館などでつくる実行委員会の主催で、約30年前から開かれている。

 この日は島内の愛好家らが「羽衣」を上演した。松の枝に掛けられた羽衣を持ち帰ろうとした漁師に対し、天女が羽衣を返してもらうため、舞を披露するという話。幻想的な雰囲気の中で天女が優雅に舞う姿に、境内の観光客らがくぎ付けになった。

 夫婦で訪れた名古屋市西区の無職男性(62)は「能が見たくて初めて佐渡に来た。脈々と受け継がれてきた歴史の重みと、佐渡の人たちの熱意を感じた」と感動した様子だった。

 天領佐渡両津薪能は同会場で、8月を除く10月までの月1回、それぞれ異なる演目で行われる。運営協力費千円が必要。問い合わせは実行委員会(佐渡観光協会両津支部)、0259(23)3300。

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