色とりどりの花が咲き誇るバラ園=8日、福井県のレインボーライン山頂公園

色とりどりの花が咲き誇るバラ園=8日、福井県のレインボーライン山頂公園

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鮮やかバラが五湖に映え見頃 レインボーライン山頂公園

福井新聞(2016年6月9日)

 福井県の美浜、若狭両町にまたがる三方五湖有料道路「レインボーライン」山頂公園のバラ園が開花のピークを迎えている。三方五湖や若狭湾を背景に、110種600株のバラが色鮮やかに咲き誇り、甘い香りと一緒に観光客を楽しませている。ドーム形に剪定(せんてい)されたピンク色のサツキの花も見頃。

 バラ園は約280平方メートルの広さで、三方五湖それぞれの名前を付けた五つの花壇を設けている。今年は例年よりやや早い先月中旬から咲き始めた。

 赤、白、黄色と色とりどりのバラが咲き乱れており、「日向」の花壇では「ブルームーン」「マミーブルー」といった希少価値の高い青いバラや赤と白のマーブル模様の「アルフレッド・シスレー」が人気を集めている。「水月」の花壇はフランスのバラだけを植栽し、香り豊かで大ぶりの花が多い。中には海外ブランドの香水に使われる品種もあるという。

 バラ園近くにはサツキも植えられている。直径1~2メートルで、8センチほどのピンクの花を密集させて咲いている。

 8日は、晴天の下多くのカップルや遠足の中学生が訪れ、記念撮影をしたりバラの香りをかいだりして楽しんでいた。越前市から夫婦で訪れていた兼崎静子さん(78)は「バラもサツキも満開でとてもきれい。湖と海の景色も相まって、百点満点の気分」と笑顔だった。

 バラは6月いっぱい、サツキは今週いっぱいまでが見頃。

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