第21回七尾日創展(日創会主催、北國新聞社共催、北陸放送、テレビ金沢、ラジオななお後援)は7日、七尾市の石川県七尾美術館で開幕した。県内の37人が出品し、郷土の豊かな自然などを題材にした日本画などの意欲作38点が来場者を魅了した。
北國新聞社長賞に輝いた小山利雄さん(七尾市)が海に浮かぶ島や岩場の質感を丁寧に表現した「海から見た小さな小嶋」、県知事賞を受けた原田景子さん(同)が漁具の網を精緻に描いた「故郷の海」などが注目を集めた。
丹羽俊夫会長は翼を立体的に表現した存在感のある作品「飛」を出品したほか、受賞者や入選者、無鑑査出品などの秀作が並んだ。8、9日は午前9時~午後5時、最終日の10日は午前9時~午後4時までとなっている。入場無料。