「バケモノの子展」が開幕し、大勢のファンでにぎわう会場=富山市民プラザ

「バケモノの子展」が開幕し、大勢のファンでにぎわう会場=富山市民プラザ

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「バケモノの子展」で開幕、細田ワールド体感 富山市民プラザ

北日本新聞(2016年7月24日)

 長編アニメで日本映画をけん引する細田守監督(上市町出身)の作品を紹介する企画展「バケモノの子展」富山展が23日、富山市民プラザで始まった。監督直筆の絵コンテや手描きの背景美術、映画の名シーンを体験できるコーナーなど多彩な角度から細田作品の魅力に迫る内容で、会場は大勢のファンでにぎわった。8月21日まで。

 数々のヒット作を送り出し、世界からも注目を集める細田監督にとって初の大規模企画展。「時をかける少女」(2006年)から「バケモノの子」(15年)まで4作品の資料約350点を展示する。

 午前10時の開場前には100人ほどが列をつくった。来場者は、演出に関する細田監督の指示が書き込まれた絵コンテなどを熱心に見て回り、「バケモノの子」に登場する「渋天街(じゅうてんがい)」の門を再現したモニュメントの前では、記念撮影を楽しんだ。富山が舞台のモデルとなった「おおかみこどもの雨と雪」のコーナーには、みくりが池など県内の自然風景を描いた背景画を並べた。同作がお気に入りという大学生の戸田皐月(さつき)さん(20)=富山市寺町=は「貴重な資料に感動した。あと2、3回は来たい」と笑顔を見せた。「サマーウォーズ」の主人公のセリフを叫ぶ体験型コーナーなども人気を集めていた。

 開会式では、細田監督が「古里での経験が映画に詰まっている。富山の子どもたちに楽しんでもらいたい」とあいさつ。齋藤優一郎スタジオ地図プロデューサー、和田悟北日本放送常務編成業務局長、京田憲明富山市民プラザ専務、斉藤北日本新聞社常務が加わり、テープカットした。

 北日本放送、富山市民プラザ、北日本新聞社主催。

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