滑川市のほたるいかミュージアムで、謎の多い深海の生物「ダイオウグソクムシ」が人気を集めている。
ダイオウグソクムシはメキシコ湾や西大西洋周辺の深海200メートルから1000メートルに生息する海生甲殻類の一種。海の底に沈んだ大きな魚やクジラの死がいを食べることから、「深海の掃除屋」とも呼ばれ、日本では最近、人気の生き物という。
ミュージアムでは、夏休みに合わせてダイオウグソクムシ2匹を初めて展示した。
たくさんの脚で歩いたり、体を裏返しにして「背泳ぎ」したりするユーモラスな姿が人気で、神奈川県から来た小学3年生、吉岡凛さんは「とても不思議。触ってみたい」と興味津々だった。触ることはできないが、同じ海生甲殻類の「オオグソクムシ」に触れる水槽が用意されている。