体験コーナーで映画の世界に浸る来場者=富山市民プラザ

体験コーナーで映画の世界に浸る来場者=富山市民プラザ

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体験コーナー人気 富山市民プラザでバケモノの子展

北日本新聞(2016年7月31日)

 アニメ映画界を代表する細田守監督(上市町出身)の名作を紹介する企画展「バケモノの子展」富山展は30日、夏休み期間中の週末とあって、会場の富山市民プラザには、家族連れや熱心なファンが県内外から訪れた。監督直筆の絵コンテや手描きの背景美術、映画の名シーンを体験できるコーナーに触れ、細田ワールドを体感していた。8月21日まで。

 年齢を問わず楽しめるアニメ映画で国内外の注目を集める細田監督にとって初の大規模企画展。出世作「時をかける少女」から最新作「バケモノの子」まで4作品の資料約350点を展示している。

 「おおかみこどもの雨と雪」の柱に印を付けて主人公の成長を確かめる場面を再現したり、「サマーウォーズ」の名ぜりふを叫んだりする体験型コーナーが人気を集めていた。来場者は映画の登場人物になりきり、友人らと写真を撮り合っていた。

 友人と訪れた会社員の橋野早智子さん(31)=金沢市=は「きょうのために細田監督の映画を全て見直した。入り口から興奮しっ放しだった」と喜んだ。家族5人で来場した滑川市南部小6年の土肥昂太君(12)=同市小森=は「絵コンテを見て、映画の製作過程がよく分かった。同じ富山出身の細田さんのすごさを再認識した」と話した。

 北日本放送、富山市民プラザ、北日本新聞社主催。

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