10チームが手作りのいかだでレースを繰り広げたおやべ川いかだ下りレース=小矢部市津沢地区の小矢部川

10チームが手作りのいかだでレースを繰り広げたおやべ川いかだ下りレース=小矢部市津沢地区の小矢部川

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津沢の名物18年ぶり復活 小矢部川・自作いかだでレース

北日本新聞(2016年8月16日)

 小矢部市津沢地区の小矢部川で15日、18年ぶりにいかだ下りレースが開かれた。時折激しい雨が降る天候となったが、市内を中心に10チームがあんどんや黒船などをテーマにした自作いかだでタイムを競った。各チームは仮装してレースを盛り上げ、カッパに扮(ふん)して出場した唯一の女性チーム「芝井さんちのクレープ屋」が17分3秒08で優勝した。 

 小矢部市商工会青年部(飛渡勝矢部長)が、津沢の花火大会に合わせて行われていた名物行事を「おやべ川いかだ下りレース2016」として復活させた。

 4人一組の各チームはタイヤや木材などで作ったいかだで参戦。津沢夜高あんどん祭に参加する興法寺青年会はいかだの上にあんどんを飾った。煙突が付いた黒船をイメージしたチームも。1チームずつ小矢部大堰下流から津沢大橋上流まで約2キロのコースを下り、レースと仮装の部で競った。仮装ではカッパや女子高校生に扮するチームなどがあり、見物人は「頑張れ」などと応援した。

 優勝した「芝井-」の芝井久美さん(33)=小矢部市戸久=は「中学生の時に見て出たいと思っていた。大会が復活し、念願がかなった」と笑顔を見せた。飛渡部長は「多くの参加者や見物人で盛り上がっていた18年前を思い起こさせるレースに育てていきたい」と話した。

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