灯籠が流れ下る中、明神橋の上空を彩る打ち上げ花火=18日午後8時41分、高森町

灯籠が流れ下る中、明神橋の上空を彩る打ち上げ花火=18日午後8時41分、高森町

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夜空と川面、光の共演 高森「市田灯籠流し」

信濃毎日新聞(2016年8月19日)

 下伊那郡高森町下市田の天竜川で18日夜、「市田灯籠流し」(高森町観光協会主催)が開かれた。運営に関わる地元の出砂原(ださら)自治会によると、水難事故で亡くなった人をしのんで大正時代に始まったとされ、93回目。時折雨が降る中、見物客でにぎわった。

 天竜川に約250基の灯籠が浮かべられると、約2千発の花火が打ち上がった。川に架かる明神橋付近には多くの人が集まった。友人2人と訪れた飯田市鼎名古熊の常盤奈摘さん(23)は「初めて来たが、花火は間近で見るのが一番きれい」と話した。

 灯籠は出砂原地区の住民や同町高森中学校の美術部員が作った。スイカや風鈴などの絵柄や、「市田の里に幸せあれ」「精霊安らかに」といった言葉が添えられている。

 灯籠流しの責任者を務めた平沢宗治さん(77)は「平和を祈り、亡くなった人たちを弔う気持ちは今も昔も変わらない」。

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