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11月、飯山にSL復活 19日飯山→長岡、20日長岡→飯山

信濃毎日新聞(2016年8月25日)

 JR飯山駅(飯山市)―長岡駅(新潟県長岡市)間で蒸気機関車(SL)の運行を検討していたJR東日本は24日、運行日が11月19、20日に決まったと発表した。19日は飯山駅から長岡駅まで、20日は長岡駅から飯山駅まで走る内容で、県内の飯山線をSLが走るのは1972(昭和47)年以来、44年ぶりとなる。

 JR東日本長野支社(長野市)によると、19日は午前8時52分に飯山駅を出発し、同11時38分に十日町駅(新潟県十日町市)に到着。同駅を午後0時38分に出発し、同2時47分に長岡駅に着く。

 20日は長岡駅を午前8時16分に出発し、十日町駅に同10時33分に到着。同駅を同11時35分に出発し、午後2時56分に飯山駅に到着する。

 蒸気機関車は「C11」で、客車は3両。座席は計200席余で全席指定となる。飯山―十日町間と十日町―長岡間それぞれの区間に指定席料520円と乗車料金がかかる。

 10月19日から「みどりの窓口」で指定席券の販売を始めるほか、沿線自治体にも座席を割り当て、抽選で住民が指定席券を購入できるようにするという。

 飯山線のSL運行をめぐっては、長野、新潟両県の沿線自治体などでつくる「飯山線沿線地域活性化協議会」が昨年5月、本年度中の飯山―長岡間の運行をJR東日本に要望。今年1月、同協議会と同社による「連絡会議」が開かれ、内容を詰めてきた。飯山市は飯山駅で、下水内郡栄村は同村の森宮野原駅でSL運行に合わせたイベントを計画している。

 飯山市民らの有志は昨年末、「飯山線SL運行を応援する市民の会飯山」を結成。「SL復活」と書いたのぼり旗を作り、地元でSL運行への機運を高めてきた。代表で同市で仏壇店を経営する明石洋一さん(48)は「44年ぶりの運行で、懐かしむ人も多いだろう。沿線のきれいな景色を通じ、この地域に興味を持ってもらう機会にしたい」としている。11月の運行までにSLが飯山線を走っていた当時の写真展などを企画したいという。

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