南相木村の日帰り温泉施設「滝見の湯」で、戦国武将・真田信繁(幸村)の「ねぷた」が来館者を出迎えている。NHK大河ドラマ「真田丸」人気にあやかって、来館者の目を引き、利用増につなげようと、施設を運営する村故郷ふれあい公社の事務局長、中島健治さん(52)が作った。
ねぷたは高さ約3メートル、横幅約2メートル。青森県弘前市の弘前ねぷたまつりの山車に描かれた武者絵をもとに、大坂夏の陣で活躍する真田信繁の絵を描いた。ねぷたの裏側には竜の絵とともに、滝見の湯開設15周年を記念して製作したことを記している。
同施設には、戦国時代に現在の南相木村などの地域を治めていた相木市兵衛(あいきいちべえ)と信繁の父、真田昌幸が描かれた大だこも掲げられている。大だこも製作した中島さんは「『真田丸』関連のお土産品も売り上げがいい。来館する人に楽しんでもらえれば」と話していた。