雨にぬれながらも、威勢良くみこしを担ぐ人たち

雨にぬれながらも、威勢良くみこしを担ぐ人たち

長野県 伊那路 祭り・催し

雨に負けず祭りの熱気 飯田の神社で「きおい」

信濃毎日新聞(2016年8月28日)

 飯田市宮の前の大宮諏訪神社で27日、恒例の秋季祭典が2日間の日程で始まった。初日は宵祭り。あいにくの雨になったが、神社周辺はみこしを担いで練り歩く「きおい」に参加する人や観客でにぎわい、夜の部では千発以上の花火が夜空を彩った。
 大人は夕方からきおいを始め、自治会単位で構成した約20組がライトアップした宝船や煙を吐く竜など個性豊かなみこしを担いだ。神社前の交差点に到着すると、観客が見守る中、降りしきる雨を物ともせず縦横無尽に駆け回った。「わっしょい、わっしょい」と威勢の良い掛け声と笛の音が花火の打ち上がる夜空に響いた。
 日中は子どもたちがアニメキャラクターや動物をかたどった子どもみこしで参加。神社に着いておはらいを受けると万歳をして喜んだ。同市浜井場小学校4年の田中誠哉君(10)は自分たちで鈴などを飾り付けたみこしを担ぎ、「重くて大変だけど楽しかった」と話していた。
 28日は、神事が中心の本祭が行われる。

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