マルシェかわかみで販売が始まった「はりこしまんじゅう」

マルシェかわかみで販売が始まった「はりこしまんじゅう」

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伝統の味「はりこしまんじゅう」 川上の直売所に登場

信濃毎日新聞(2016年9月15日)

 川上村大深山の農産物直売所「森の駅マルシェかわかみ」に野菜などを卸している運営組合は、加工所を村内に設け、村の伝統食「はりこしまんじゅう」を作って直売所で販売している。同村の主要産業は夏場に集中する高原野菜。村の伝統食をPRしながら、村の名物として販路を開拓し、乏しくなる冬場の仕事の確保にもつなげたい考えだ。

 はりこしまんじゅうは、民家の梁(はり)を越すほどおわんで高くはね上げながら作ることが語源。島崎藤村の「千曲川のスケッチ」にも記述がある同村の伝統食で、そば粉とショウガ、ネギ、みそを混ぜて生地にし、おわんを使って形を整えて、いろりの灰の中で焼いて作る。同組合によると、近年は、いろりのない家庭が増えるなどし、村内でも食べられる機会が少なく、提供する飲食店もないという。

 そんな伝統食を地域の活力にできないかと、同組合が、量産と販売を計画。直売所近くにある元パン工房を借りて、県の元気づくり支援金約160万円を活用し、はりこしまんじゅうを作る加工所に整備した。

 加工所では、そばアレルギーに配慮し、そば粉に代えて小麦粉を使用。いろりの代わりにホットプレートで焼いている。ネギとみそは村内産、小麦粉は県内産。今冬からは小麦の栽培に取り組む予定で、将来的には小麦粉も村内産にしたいという。

 「村の人も懐かしんでもらいながら、村外から来る人にも味わってもらい、村のPRにもつなげていきたい」と、同組合の古橋小百合さん(34)。直売所は、高原野菜の生産が終わる冬場は休業に入るため、組合は冬場も販売できるよう町内のスーパーなどへの販路拡大も目指している。

 直売所でのはりこしまんじゅうの販売は、生食を土、日曜と祝日に予定し、冷凍品は毎日扱っている。1個税込み100円。生食の注文は平日でも受け付ける。問い合わせは、マルシェかわかみ(電話0267・78・3250)へ。

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