上田市ゆかりの戦国武将・真田幸村(信繁)の家臣として小説などに登場する「真田十勇士」の活躍を描いた同名の映画が22日に全国公開されるのを前に、堤幸彦監督と出演した元AKB48の大島優子さんによるトークショーが16日、同市の観光交流施設「真田十勇士ガーデンプレイス」で開かれた。2人は上田城跡公園内にある真田神社で、映画のヒットを祈願した。
映画は、幸村が実は「腰抜け」だったという設定。そんな幸村を「本物の英雄にしよう」と、猿飛佐助ら十勇士が中心となり大坂の陣で20万人の徳川軍を迎え撃つ物語。県内では7カ所で上映される。
トークショーには150人を超えるファンが集まった。堤監督は「見どころは大坂の陣。作品に出てくる(出城の)真田丸は本当に造った」と紹介。大島さんは上田の印象を「山に囲まれていて、出身の栃木に似ている。街全体で真田家を盛り上げているのがうらやましい」と語った。
上田商工会議所は、映画を機に真田十勇士をもっと知ってもらおうと、ガーデンプレイスと同市の池波正太郎真田太平記館で、映画に使われた衣装などを並べた「真田十勇士」特別展を開いている。