畑一面に広がるピンク色の赤ソバの花=20日、箕輪町上古田

畑一面に広がるピンク色の赤ソバの花=20日、箕輪町上古田

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赤ソバの花、秋の気配 箕輪で24・25日「まつり」

信濃毎日新聞(2016年9月21日)

 上伊那郡箕輪町上古田の「赤そばの里」で、ピンク色の赤ソバの花が一面に広がり、観光客らを楽しませている。24、25日には「赤そば花まつり」が開かれる予定で、雨だった20日も、県内外から訪れた人が一帯を散策していた。

 ソバ畑は約4・2ヘクタール。遊休農地の利用と観光誘客を目的に町が赤ソバ「高嶺(たかね)ルビー2011」の種を購入し、地元住民でつくる「古田の里赤そばの会」がまいて栽培している。そば粉にするとほんのり赤くなるといい、手打ちそばだけでなく、焼酎にも使われている。

 この日、山梨県南アルプス市から初めて訪れた公務員土橋功さん(51)は「ソバの花は白いイメージなので驚きました」。妻の美由紀さん(49)は「雨で所々花が倒れていたけれど、すてきな景色」と話していた。

 まつりは赤そばの里一帯で開き、午前10時〜午後3時。豚汁が振る舞われ、赤ソバを含む地元産のソバを使った手打ちそばを食べることができる。町や同会によると、まつり期間中から27日前後までが見頃で、10月上旬ごろまでは楽しめそうだという。

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