「日本の石」に選ばれたヒスイ

「日本の石」に選ばれたヒスイ

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ヒスイ 日本の石に選定 鉱物科学会

新潟日報(2016年9月26日)

 日本鉱物科学会は24日、金沢市で開かれた総会で、糸魚川市を中心に産出されるヒスイを「日本の石」(国石)に選定した。最終候補に残った5種類の国産石から会員約120人の投票で選んだ。佐渡市の佐渡金銀山などで産出された自然金も最終候補に残ったが、選から漏れた。

 日本の石選定は、学会が一般社団法人化したことを受けた記念事業。一般募集などで選んだ22種類の石を段階的に絞り込み、ヒスイ、自然金、花こう岩、輝安鉱、水晶の五つを最終候補とした。総会では、それぞれの石の知名度や美しさなど7項目を基に審査された。

 今後、国内外の学会や博物館で紹介する。学会の土山明会長は「ヒスイを通じて石に関心を持ってほしい」と話した。

 ヒスイを巡っては、日本地質学会が5月、新潟県の「県の石」(都道府県の石)として「糸魚川市のひすい輝石岩」を認定している。

◎産出地・糸魚川朗報に沸く 観光振興に高まる期待

 日本の石にヒスイが決まった24日、国内有数の産出地・糸魚川市では、決定を歓迎する声が上がった。「ひすい輝石岩」の県の石認定に続く朗報。観光振興への期待も高まった。

 ヒスイなどを展示している糸魚川市一ノ宮のフォッサマグナミュージアムでは、国石決定の知らせを聞いた職員が決定を祝う手書きの張り紙を掲示した。金沢市での学会に出席した宮島宏館長(59)は「ヒスイは産出地が限られ、糸魚川では古くから産出されてきた。その価値の高さが理解された」と喜んだ。

 毎年「翡翠(ひすい)まつり」を開くなどしている糸魚川市観光協会青海支部の尾崎毅支部長(57)は「これでヒスイの価値が広く周知される。県の石認定と合わせ、観光素材としても大きなプレミアムが付いた」と話した。

 糸魚川市の米田徹市長は「これ以上の喜びはない。これまで以上にヒスイを活用した取り組みを進めたい」とのコメントを出した。

 一方、佐渡とゆかりのある自然金は残念な結果に。佐渡市の三浦基裕市長は「糸魚川が選ばれたのは喜ばしい。佐渡は佐渡金銀山の世界遺産登録を目指していきたい」とコメントした。

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