上田女子短大(上田市)の学生有志によるボランティアの観光ガイドが1日、上田市の上田電鉄別所線を走る電車内で始まった。はかま姿の学生2人が乗客を相手に、沿線の観光スポットや特産物を紹介。上田駅から終点の別所温泉駅に着くまでの間、観光客を楽しませた。
学生は午前10時5分上田発の電車でガイドをスタート。下之郷駅付近では、上田市にマツタケ小屋が多いことや別所温泉でマツタケを食べられる店を紹介するなど、季節に合わせた情報も提供した。別所温泉駅に着いてガイドを終了すると、乗客から拍手が起こった。
別所温泉への観光で都内から訪れた浜崎尚美さん(42)は「初めてのガイドで緊張しているように見えたが、知らない話を聞けて良かった」。この日ガイドを務めた2年の花岡友美さん(24)は「もっとお客さんの反応や状況を見て、臨機応変にガイドできるようになりたい」と話していた。
観光ガイドは、土、日曜日や夏休みなどを対象に学生9人が1日3本の車両で予定している。