かれんな花で彩られた越前市ゆかりの人物の菊人形=6日、同市武生中央公園

かれんな花で彩られた越前市ゆかりの人物の菊人形=6日、同市武生中央公園

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ゆかりの偉人を華やか再現 たけふ菊人形が開幕

福井新聞(2016年10月7日)

 日本有数の菊の祭典「第65回たけふ菊人形」(まつり実行委員会主催、越前市、武生商工会議所、福井新聞社共催)は6日、越前市武生中央公園で開幕した。台風一過の秋晴れの下、越前市ゆかりの歴史的人物が並ぶ菊人形館や、OSK日本歌劇団の公演に大勢の人が訪れた。11月6日まで。

 7景が設けられた菊人形館のテーマは「菊花繚乱(りょうらん) 偉人たちの歴史絵巻」。6世紀前半の継体大王、越前国で一時期を過ごした紫式部、大坂夏の陣で大坂城一番乗りを果たした本多富正ら越前市ゆかりの人物が、かれんな黄色や紫の菊で彩られている。OSK日本歌劇団は、トップスター高世麻央さんや越前市出身の穂香めぐみさんら17人がレビューショーに出演。華麗なダンスや歌で観衆を魅了した。

 前日夜、本県に最接近した台風18号の影響はほとんどなく、初日は好天に恵まれた。約2万株の菊が会場を彩り、動物などをかたどった約70のトピアリー(造形物)の周りでは、写真撮影する来場者も多く見られた。

 午前9時の開場に続き野外ステージでオープニングセレモニーがあり、実行委会長の三田村俊文・武生商工会議所会頭が「予定通り開催でき、大変うれしく思う。子どもから大人まで幅広く楽しんでいただけます」とあいさつ。三田村会頭、奈良俊幸市長らがくす玉を割り、開幕を祝った。

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