甲冑姿の行列が松代地区内を練り歩いた第60回松代藩真田十万石まつり=昨年10月

甲冑姿の行列が松代地区内を練り歩いた第60回松代藩真田十万石まつり=昨年10月

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真田ゆかり、催し多彩 松代「十万石まつり」8・9日

信濃毎日新聞(2016年10月8日)

 長野市松代地区で8、9日、「第61回松代藩真田十万石まつり」が開かれる。武者行列の模様をインターネット中継する住民有志の「松代テレビ局」は、初めて募集した歴史ファンの女性「歴女」をコメンテーターに起用。地元の画家は子どもたちが紙の甲冑(かっちゅう)に絵を描くワークショップ(参加型講座)を開く。

 松代藩真田家初代藩主信之や正室小松姫らに扮(ふん)した市民約250人が地区を練り歩く「真田十万石行列」は9日に行う。松代テレビ局が今年も、松代まち歩きセンター前特設スタジオで生放送。今回、歴女を募集したところ、県外から女性1人の申し込みがあった。当日は正午〜午後3時、センター前を通る行列を紹介し、参加者や見物客にインタビューするほか、真田家を巡る武将たちの魅力を語る。

 松代テレビ局代表の宮坂文雄さん(68)=松代町東条=は「(NHK大河ドラマの)真田丸人気でにぎわうはず。歴史好きや住民を巻き込み、松代の良さを発信したい」と張り切っている。

 ワークショップは、同市松代町豊栄の画家鶴田智也さん(39)が担当。小学生ら30人余がボール紙の甲冑にアクリル絵の具で色を塗り、着けて行列に参加する。「子どもたちも、より楽しめる仕掛けを考えた」と話す。

 まつりに合わせ、地元の県厚生連長野松代総合病院は9日、病院祭・医療展を院内で企画。医療の歴史に関するパネル展示などがある。

 また10日は、地元のNPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会が皆神山(659メートル)登山を企画。山頂ではお神楽などの秋祭りがあり、事務局長の三田今朝光さん(66)=皆神台=は「秋の行楽シーズンに地元の伝統文化にも触れてほしい」と話す。午前9時から青垣公園駐車場で参加者を受け付ける。参加費500円、中学生以下無料。問い合わせは同法人(電話026・278・1277)へ。

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