33年ぶりに開帳される「准胝観音菩薩」=11日、福井県若狭町生倉の生倉集落センター

33年ぶりに開帳される「准胝観音菩薩」=11日、福井県若狭町生倉の生倉集落センター

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子授けの菩薩、33年ぶり開帳へ 若狭町、1日だけの機会

福井新聞(2016年10月14日)

 福井県若狭町生倉の生倉集落センターにある「准胝観音菩薩(じゅんていかんのんぼさつ)」が23日、33年ぶりに開帳される。地元住民が代々受け継いできたもので、集落の班長を務める兼松栄一さん(44)は「みんなに愛されている菩薩。1日だけの希少な機会なので、多くの人に見てもらいたい」と参拝を呼び掛けている。

 三方町史によると、准胝観音菩薩は1600年代に浦見川を切り開いた際に湖のほとりの水位が低くなり、泥の中から見つかったという。子授けの菩薩とされ、安産や延命などに御利益があるとされている。33年に一度の開帳は、菩薩が仏や阿修羅、帝釈など33の姿に化身して人々を苦難から救済するとの話に由来している。

 生倉は三方区内にある17軒の小さな集落。毎月第3日曜には同センターに10人ほどが集まり、厨子に収められている菩薩に向かって念仏を唱えるなど、集落を挙げて厚く信仰している。昼食会も開かれ、地域の交流を深める場にもなっている。

 前回の開帳は1983年11月。それ以降は開かれておらず、住民は心待ちにしている。23日は午前10時から扉を開けて法要を行い、念仏をとなえる。同11時50分から法話があり、午後2時から同5時まで一般参拝の時間を設けている。法要を行う同町三方の臥龍院の安藤良信住職(52)は「次の開帳も33年後。身も心も整えて次回にも縁があるようにと願いながら参拝してもらいたい」と話している。

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