金沢美大の70年の歴史を伝える所蔵作品展=金沢21世紀美術館

金沢美大の70年の歴史を伝える所蔵作品展=金沢21世紀美術館

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70年の歴史、一堂に 金沢美大、所蔵作品展が開幕

北國新聞(2016年10月28日)

 金沢美大の「所蔵作品展-確たる伝統、弛(たゆ)まぬ挑戦、そして未来へ-」(北國新聞社特別協力)は27日、金沢21世紀美術館で開幕した。学内の収蔵品から選び抜いた約200点が一堂に並び、開学から70年の歴史を伝えた。

 歴代教員の作品を中心に四つの時代に分けて取り上げた。前身の金沢美術工芸専門学校が開学した「草創期」、4年制大学となった「拡大期」、現キャンパスへの移転から開学50年までの「多角期」、1997年以降の「成熟期から未来へ」とそれぞれ銘打った。

 初代学長、森田亀之助氏の油絵「ケイトウの花」が初公開され、開学に尽した宮本三郎や高光一也、小松芳光、長谷川八十(やそ)らの作品が来場者の目を引いた。スペインの宮廷画家ゴヤの連作版画集や、近代彫刻の始祖とされるロダンの「歩く男」なども披露された。

 開場式では前田昌彦学長が「金沢美大の伝統を守り、金沢の品格を高める芸術文化を創っていきたい」とあいさつし、山野之義市長が祝辞を贈った。関係者が加わってテープカットした。入場無料で11月6日まで開催される。

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