夜の兼六園や金沢城公園などをライトアップする「金沢城・兼六園四季物語秋の段」(北國新聞社後援)は18日から始まる。17日は試験点灯が行われ、雪づりや紅葉した木々が闇の中に浮かび上がった。今年は例年より1週間ほど期間を延長し、12月10日まで実施する。
兼六園では、徽軫灯籠(ことじどうろう)や内橋亭、噴水などの照明の当たり具合を調整し、園路にあんどんが並べられた。今年は初の試みとして、「漆黒の幽玄空間」と銘打ち、12月4~10日は照明の数を絞り、ほの明かりによって秋から冬に向かう情趣を表現する。
時間は午後5時半~同9時で、入園無料。期間中の土曜日にミニコンサートを催すほか、茶店で限定メニューを提供する。