石川康長が拝んでいたとされる「念持仏」を前に行われた法要

石川康長が拝んでいたとされる「念持仏」を前に行われた法要

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松本城、歴史の先人しのぶ 石川数正・康長親子の法要

信濃毎日新聞(2016年12月14日)

 松本藩主として松本城の天守を築いた石川数正、康長親子の法要が11日、松本市大手5の正行(しょうぎょう)寺で行われた。康長が身近に置いて拝んでいたという「念持仏(ねんじぶつ)」が、1971(昭和46)年に福岡県の石川氏の子孫から松本市に寄贈されたのを受け、73年からほぼ毎年、康長の命日に行われている。市民有志や愛知県に住む石川氏の子孫ら計約60人が参加し、功績を振り返った。

 念持仏は木彫りで高さ約30センチ。康長は1613(慶長18)年に江戸幕府の改易で九州に移って以降、42年に亡くなるまで毎日、この念持仏を拝んだとされる。現在は松本市立博物館が所蔵する。

 住職の佐々木一男さん(58)が念仏を唱える中、参加者が次々に焼香した。愛知県内の石川氏の子孫らでつくる「三河石川会」の石川武さん(73)は「多くの人に参加してもらえて、先祖が立派な人物だったことを改めて実感した」と話していた。

 「康長の松本への思いを想像しながら念仏を唱えた」と佐々木住職。「(法要参加が)松本城や城に関わった先人に興味を持つきっかけになればいい」と話した。

 松本城管理事務所の研究専門員による講演もあった。

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