南相木村故郷ふれあい公社が開発したブロック玩具とそのブロックでつくったシナノユキマス

南相木村故郷ふれあい公社が開発したブロック玩具とそのブロックでつくったシナノユキマス

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カラマツくずでブロック 村PRへ南相木産で商品化

信濃毎日新聞(2017年1月5日)

 南佐久郡南相木村の村故郷(ふるさと)ふれあい公社は、カラマツを製材する際に出る木くずを利用したブロック玩具「Moccai(もっかい)」を開発、販売を始めた。不要な木くずを有効活用し、村のPRや地域活性化に役立てよう―との初めての取り組みだ。

 南相木村は総面積の7割以上が山林で大半がカラマツ林だ。ふれあい公社は昨年、特産品開発を進める専門部署「ナチュラルラボラトリー」を設置し、カラマツを生かせないか模索。木くずを活用できれば費用を抑えられることから、成型しておもちゃのブロックを作ることにした。

 木くずは、同郡川上村の製材所で、南相木産の木材から出たものを無料で分けてもらい、ブロック製造は千葉県の業者に委託。大きさは縦3センチ、横1・5センチほどで、片側に突起、反対側にくぼみがあり、重ねて組み立てられる。カラマツの香りが特徴で、商品名は「木塊」から名付けた。

 ナチュラルラボラトリーとしての初の商品で、担当の篠原真也さん(36)は「木のぬくもりを感じながら、子どもから大人まで楽しんでほしい」と話す。

 48個入りで2980円。ふれあい公社が運営する日帰り温泉施設「滝見の湯」(立原)で販売している。同施設では約2500個で作った「シナノユキマス」を飾り、商品をPRしている。インターネットでの通販も予定している。問い合わせは同公社(電話0267・78・1220)へ。

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