北潟湖の湿地帯でヨシなどを刈り取るあわらの自然を愛する会のメンバー=昨年12月15日、福井県あわら市赤尾

北潟湖の湿地帯でヨシなどを刈り取るあわらの自然を愛する会のメンバー=昨年12月15日、福井県あわら市赤尾

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北潟湖湿地帯に通路を整備 環境団体「自然観察できる場へ」

福井新聞(2017年1月7日)

 福井県あわら市の北潟湖の自然の豊かさや保護の大切さを知ってもらおうと、同市の自然保護団体が同湖湿地帯で水生植物や生き物を観察できる通路を整備している。湿地には県域準絶滅危惧の植物も自生しており、団体では「観察だけでなく湖の保護、再生の手助けになれば」と期待している。
 この団体は「あわらの自然を愛する会」。4年ほど前、同湖の湿地帯に希少植物が自生していることを県外の専門家から知った。昨年11月から調査を行うとともに観察通路の整備などを検討してきた。
 湿地帯は湖の南西に位置し約3ヘクタール。調査では、県域準絶滅危惧に指定されているナス科の多年草オオマルバノホロシや群生するスイレン科の多年草コウホネなど、約20種類の植物を確認した。湿地の中に沼が3カ所あることもわかった。
 同会は市内の自然保護団体や住民でつくる「北潟湖の自然再生に関する協議会」に所属しており、整備には国の補助金を活用。昨年12月の作業には約10人が参加し、背丈ほどあるヨシなどを刈り長さ約90メートル、幅約60センチの観察通路を確保した。
 河田勝治会長(71)=同市波松=は、整備により希少植物に日光が届き育成を促し、またコイやナマズなどの産卵場所が増えることを期待する。同会では4月以降、地元小学校と観察会の開催を計画している。河田会長は「昔の環境を復元させ、子どもたちが地元に愛着を持ってほしい」と話していた。

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