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浮世絵や掛け軸で人形芝居に触れて 飯田で19日まで作品展

信濃毎日新聞(2017年2月16日)

 飯田市のNPO法人いいだ人形劇センターは19日まで、人形芝居を描いた浮世絵や版画、掛け軸など50点以上を集めた作品展「あれやこれやの人形芝居展」を川本喜八郎人形美術館(飯田市本町)で開いている=写真。作品展は、人形劇や人形芝居の図書などを所蔵する「人形劇の図書館」(大津市)の潟見英明館長(68)が企画、監修。公演の鑑賞とは違う角度で人形芝居を楽しむことができる。

 英国のダアク一座が1894(明治27)年に初来日し、糸操り人形を上演した一場面を描いた浮世絵が展示されるなど、人形芝居の歴史を感じることができる。

 同センター事務局長の木田敬貴さん(42)によると、娘義太夫や人形遣いなどが描かれた浮世絵「諸藝(しょげい)一覧寿子禄(すごろく)」は1870年代の作品だが、保存状態が良く貴重だという。木田さんは「人形劇は歴史が深く、幅広い。展示を見て楽しんでほしい」と話す。

 午前9時半〜午後6時半(入館は午後6時まで)。入館料は一般400円、小中高生200円。

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