仕上げの作業が進む釈迦如来像=東京芸術大

仕上げの作業が進む釈迦如来像=東京芸術大

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"クローン国宝"完成間近 釈迦三尊像3月に公開

北日本新聞(2017年2月17日)

 高岡市と南砺市、東京芸術大などが産学官連携で制作している「国宝 法隆寺金堂釈迦(しゃか)三尊像」の再現像が16日、東京都台東区の同大で報道陣に公開された。最新の科学技術に高岡銅器と井波彫刻の伝統の技を融合させ、素材も質感も本物と同じ「クローン仏像」の実現を目指している。3月には高岡市内で公開予定で、関係者は「富山の地場産業の技術の高さを感じてもらいたい」と語った。

 法隆寺(奈良)の釈迦三尊像は飛鳥時代の623年、仏師の鞍作止利(くらつくりのとり)が聖徳太子の病気回復を祈り作った。中央の釈迦如来像(高さ87・5センチ)と左右の脇侍(きょうじ)(同約90センチ)で構成し、門外不出とされている。

 再現像の制作は高岡、南砺両市や同大などでつくる協議会が昨年度から取り組んでいる。3Dデータを基に作った原型から高岡市の鋳物メーカーが鋳型を制作し三尊像と後ろの大光背(だいこうはい)を鋳造。木製の台座は、南砺市井波地域の彫刻師や建具職人が仕上げた。

 この日は、完成から1400年たった実物と同じ質感を出すため、同大の教員や学生が像や台座の表面を加工している様子が公開された。

 再現像と台座は2月末に完成し、3月10~20日に高岡市のウイング・ウイング高岡で一般公開される。

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