イタヤカエデの樹液を採取する矢代地区の住民有志=15日、妙高市

イタヤカエデの樹液を採取する矢代地区の住民有志=15日、妙高市

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メープルシロップ 特産化へ樹液採取 妙高・矢代地区

新潟日報(2017年2月20日)

 妙高市矢代地区の住民有志が、イタヤカエデの樹液でメープルシロップを作ろうと取り組んでいる。現在、3月中旬までの晴れた日を中心に、有志らが地区の山中で樹液集めに精を出しており、ゆくゆくは地元の特産品に育てていきたい考えだ。

 樹液の採取は、矢代地区西野谷新田の宿泊施設「友楽里館」館長の清水泰男さん(67)が、同館裏の山中で2015年3月に試験的に始めた。

 以前から地区の特産品作りを考えていた清水さんは、村上市大毎地区でイタヤカエデの樹液でメープルシロップを作っていることを知り、裏山にあるイタヤカエデを利用できるのではないかと思いついた。

 地区を挙げて特産品作りに取り組もうと提案し、地区の農産物による特産品作りを目指す「矢代地区山村活性化検討委員会」が発足。現在は委員会メンバーである地区の代表者らが採取を続けている。

 今冬は友楽里館裏の山中に自生するイタヤカエデ20本に、深さ2センチほどの穴を開けて短い管を刺し、染み出た樹液を集められるようペットボトルを設置した。後日、メンバーが樹液を回収している。

 15日は、3人がペットボトルにたまった透明な樹液を順番に集めていった。この日は約36リットル採れた。

 委員会でメープルシロップ部会長を務める清水さんは「加工技術と販売方法を確立し、特産品化したい」と話している。

◎3月体験ツアー

 妙高市の宿泊施設「友楽里館」は3月11、12日、1泊2日の日程で、イタヤカエデの樹液の採取体験と樹液を味わうツアーを行う。

 11日午後1時、友楽里館に集合。スノーシューを履いて山に入り、樹液を採取する。その後、同館で採取したイタヤカエデの樹液「メープルサップ」をコーヒーやウイスキー、焼酎に入れて味わう。12日は地元の酒造会社を見学する。

 宿泊1万500円。11日のみの日帰り参加も可能で参加費6千円。先着25人。2月28日締め切り。申し込みは友楽里館、0255(72)8686。

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