菅平高原パインビークスキー場の「雪の運動会」で「鬼退治」をして遊ぶ子どもたち=上田市

菅平高原パインビークスキー場の「雪の運動会」で「鬼退治」をして遊ぶ子どもたち=上田市

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「雪の日」遊んだ、考えた 長野県内スキー場と都内

信濃毎日新聞(2017年2月27日)

 県やリフト運営会社が今季独自に制定した「雪の日」の26日、雪に親しむ催しが県内のスキー場など各地で開かれた。東京・銀座の県情報発信拠点「銀座NAGANO」では、観光や冬季スポーツの関係者によるトークイベントがあり、雪に親しむ文化などについて意見交換した。

 菅平高原パインビークスキー場(上田市)は、子ども向けの「雪の運動会」を開いた。

 シーズン券などが当たる抽選券入りの箱をゲレンデで探すイベントも実施。深沢美樹支配人(42)は「雪の日をきっかけに、寒い日も外で遊んで雪に親しんでほしい」と呼び掛けた。

 都内のトークイベントでは、フリースタイルスキーでソチ冬季五輪に出場した三星マナミさん(下高井郡野沢温泉村)が、競技人口拡大を狙いとした大会開催について紹介し「スキーに憧れや夢を持つ選手を発掘したい」と強調。世界のスキー場を取材しているフリー雑誌編集者の尾日向(おびなた)梨沙さん(神奈川県藤沢市)は「雪質の良さや広葉樹林を滑る体験を求めて多くの観光客が来日している。雪国の自然の恵みを考えて」と訴えた。

 県内84スキー場は統一して、抽選などによる来季シーズン券のプレゼントを企画。志賀高原(下高井郡山ノ内町)の19スキー場は、小賀坂スキー製作所(長野市)の最上級スキー板が当たる抽選券を配った。いいづなリゾートスキー場(上水内郡飯綱町)は景品付きの「○×クイズ」をした。

 雪の日は、冬の観光誘客に取り組む官民組織「スノーリゾート信州」プロモーション委員会が、2月第4日曜日を独自に制定。今後、国民の祝日にすることを目指す。駒谷嘉宏会長(県索道事業者協議会会長)は「多くの国民が雪に親しみ、自然環境を考える機会にしたい」と話した。

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