製作発表会で「むムm」を披露する学生=4日、村上市田端町

製作発表会で「むムm」を披露する学生=4日、村上市田端町

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村上市の観光冊子第2弾8日発売 長岡造形大生ら製作

新潟日報(2017年3月7日)

 長岡造形大の学生と村上市観光協会が協力して製作を進めていた市の観光ガイドブック「むムm」の第2弾が完成し、8日発売される。「むらかみのいいところってなんだろう」をテーマに、第1弾では伝えきれなかった名物や人々の暮らし、地誌を詰め込んだ。写真に代わり、柔らかいタッチで精緻に描いた挿絵を掲載。学生のセンスが光る一冊だ。

 これまでにない観光ガイドブックの刊行を目指して、長岡造形大と観光協会が設立した「村上広域観光ブランディング・デザイン研究会」が企画した。製作した視覚デザイン学科3年、木村朱里さん(20)は「あえて最新情報は入れず、村上観光の"バイブル"として長く読んでもらうことを意識した」と語る。

 村上の食や生活文化は豊かな自然が育んできたというメッセージを込め、表紙は山と川をイメージした。よく見ると「む」「ム」「m」の3文字が隠れているという遊び心も見られる。内容は温泉、堆朱など5項目で構成。地酒の項目では、酒米の説明や酒造りの工程、酒販店などを綿密に取材し、執筆した。

 ページをめくるごとに表れる挿絵は学生が実際に現場などを訪ねて描いた。村上牛の絵は市内の肉屋に色味を確認してもらうなど、より実物に近づける工夫を重ねた。編集長を務めた吉川賢一郎准教授は「学生だからこの程度と思わせない質の高さを追求した。自信を持って世の中に出せる本ができた」と胸を張る。

 4日には村上市田端町で製作発表会が開かれ、関係者や取材協力者ら約40人が完成を祝った。市内の大学教員(50)は芸術性の高さにほれ込み、第1弾からのファン。「言葉が分からない人でも入り込みやすい。故郷ドイツの友人にも贈りたい」と話した。

 市観光協会の伊藤朋子事務局長は「1冊でも十分楽しめるが、第1弾とセットで読むと村上の魅力をより感じられる。ぜひ手にとってもらいたい」と呼び掛けている。

 「むムm」は縦19センチ、横20センチで84ページ。1部1500円(税込み)。

 問い合わせは市観光協会、0254(53)2347。

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