今後5年間の取り組みなどを決めた連絡協議会の総会=新潟県妙高市

今後5年間の取り組みなどを決めた連絡協議会の総会=新潟県妙高市

長野県 志賀高原・飯山・北信濃 長野市周辺 白馬・安曇野 アウトドア・レジャー

「歩く利用」「エコツアー」「情報発信」 妙高戸隠連山国立公園

信濃毎日新聞(2017年3月17日)

 長野、新潟両県にまたがる妙高戸隠連山国立公園の地元6市町村や観光団体などでつくる連絡協議会は16日、新潟県妙高市で総会を開き、公園内へのロングトレイルの設定、エコツアーの活性化などを盛った「行動計画」をまとめた。生物多様性の保全、標識の統一などにも取り組む。これらを具体的に進めるため、連絡協内に「歩く利用」「エコツアー」「情報発信」の3部会を新設した。

 行動計画は「10年後に目指す状態」を想定し、今後5年程度の間に取り組む内容をまとめた。ロングトレイルについては、多くの人が利用して「地域活性と郷土愛の醸成に貢献している状態」を想定。取り組み開始3年目の開通を目指し、コースの決定、各地域の宿泊施設や交通機関などとの連携を進めるとした。

 エコツアーの活性化に向けては、美しい風景や貴重な地形・地質、伝統工芸、食などについて、地域ごとにどんな魅力があるかを掘り起こし、多様なプログラムをつくる。公園全体でガイドの知識やもてなしの質を高めていくための体制も検討。エコツアープログラムが「旅行商品」として扱われる状態を目指す。

 火打山(妙高市)一帯がライチョウの生息地の北限となっていることや、長野市戸隠地区で多くの野鳥を観察できることなどを踏まえ、生物多様性の保全も重視。公園の一体感を打ち出すため、標識の形や色のほか、移動時間などの記す内容の基準をまとめ、順次設置していく。

 総会では2017年度事業も決定。歩く利用部会は、ロングトレイルのコースの決定、標識の基準作りなどを行う。エコツアー部会は、公園内の動植物の情報収集、各地にある博物館ごとの得意分野の整理などを進める。情報発信部会は、各地域の催しの情報を一元的に発信する。

 連絡協議会は長野市、信濃町、飯綱町、小谷村、新潟県糸魚川市、妙高市などで構成。会長の中山隆治・環境省長野自然環境事務所長は「関係機関の提案を基にボトムアップで行動計画を整理した。多くの人が来て楽しんでもらえるよう、さらにグレードアップしていきたい」と話した。

志賀高原・飯山・北信濃 ニュース

志賀高原・飯山・北信濃
イベント

志賀高原・飯山・北信濃
スポット