北日本新聞(2017年3月25日)
富山県美術館(富山市木場町)は部分開館を翌日に控えた24日、2017年度の展覧会スケジュールを発表した。8月26日の本オープン以降、五つを予定し、子どもたちの創作成果を披露する企画展から、トップデザイナーの仕事に迫るものまで、初年度から多彩なラインアップをそろえた。
館内では24日、学芸員らが夜遅くまで式典やイベントの準備に追われた。営業がスタートするレストランやカフェもスタッフが客への対応などを繰り返し確かめていた。
展覧会は、発表済みの開館記念展「生命と美の物語 LIFE-楽園をもとめて」と、秋の国際工芸サミットに合わせた展示に加え、新たに三つを発表した。11月の「素材と対話するアートとデザイン」展は、工芸分野で活躍する若手作家の現代アートを紹介。来年1月には子どもたちの創作活動の成果を披露する「START☆みんなのミュージアム」を開く。
来年3月には「デザインあ展」を開催。NHKEテレの番組をベースにした体験型の企画展で、4月下旬に開放される屋上の施設を監修したグラフィックデザイナーの佐藤卓さんやミュージシャンの小山田圭吾さんらトップクリエーターによる作品が五感で楽しめる展示になるという。
25日は、式典終了後の午後1時半から部分開館する。
■2017年度展覧会
◆開館記念展Part1「生命と美の物語 LIFE-楽園をもとめて」
8月26日~11月5日
◆開館記念展Part2「素材と対話するアートとデザイン」
11月16日~2018年1月8日
◆「国際北陸工芸サミット(仮称)・展示」
11月16日~2018年1月8日
◆「START☆みんなのミュージアム」
2018年1月20日~3月4日
◆開館記念展Part3「デザインあ展」
2018年3月21日~5月上旬