山根さん(右)の指導で、のみを手にぐい飲みの表面を削るランガンさん(中央)、ガナパシさん(左)=黒髪庵

山根さん(右)の指導で、のみを手にぐい飲みの表面を削るランガンさん(中央)、ガナパシさん(左)=黒髪庵

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木彫刻「ぐい飲み」作り 南砺市観光協会が体験プラン

北日本新聞(2017年4月1日)

 南砺市観光協会(川合声一会長)は4月1日から、同市井波地域中心部を会場に、観光客向けに木彫刻のぐい飲み作りの体験プランを導入する。地元の酒造場で地酒の試飲をできる趣向も取り入れ、井波彫刻とまちなかの魅力を幅広く体感してもらう。31日に会場の「黒髪庵」で体験実演が行われた。

 のみや木づちなど本格的な道具を使った体験の場を提供する。井波彫刻の魅力体感を通じ、ファンの拡大につなげる。体験工房を設けている観光施設「いなみ木彫りの里創遊館」の協力を得て、工房講師の山根真由美さんが指導役を務める。ぐい飲みの原型を用意し、1時間にわたってのみで表面や持ち手を加工してもらう。

 市指定文化財の黒髪庵は、瑞泉寺11代住職の浪化が1700(元禄13)年に師匠の松尾芭蕉をしのんで建てた塚があり、芭蕉の遺髪を納めたことにその名が由来している。風情が漂うこの庵での制作体験で、井波文化を深く認識してもらうとともに、近くの「若駒酒造」での地酒試飲を呼び水に、まちなか散策へ誘導する狙いも込めている。

 体験実演には、同市国際交流員で米国出身のプラモド・ガナパシさん(24)と、同市を訪れたいとこのカルティック・ランガンさん(40)が参加。山根さんの手ほどきを受け、のみで表面を削っていた。

 ぐい飲み作り体験は1人当たり2200円。3日前までの予約が必要。問い合わせは同協会、電話0763(62)1201。

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