福井県越前市余川町の「万葉の里味真野苑」で、ミズバショウが見頃となり、訪れた人を楽しませている。葉の緑に映える白色のかれんな姿が1週間ほど楽しめそう。
約3千平方メートルの湿地に1200株ほどが群生。葉が変形した白い「仏炎苞(ぶつえんほう)」があちこちに広がり、緑の葉が寄り添っている。周囲は小道が整備され、小川のせせらぎを聞きながら春到来を満喫できる。
友人と訪れた同市の60代女性は「やっと暖かくなったので外に出てみると、ミズバショウがきれいに咲いていた。気持ち良く散歩できました」と笑顔で話していた。
管理する市万葉菊花園によると、ことしは仏炎苞が顔を出すのが例年より2、3日遅く開花は5割程度。雨が降るとはねた泥がかかるため、晴れた日の観賞がお勧めという。