舟川べりの桜を楽しむ台湾の旅行関係者

舟川べりの桜を楽しむ台湾の旅行関係者

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舟川べり「春の四重奏」に海外が注目

北日本新聞(2017年4月11日)

 朝日町の舟川べりの桜とチューリップ、菜の花、朝日岳の残雪が織り成す風景「春の四重奏」に、海外からの注目が高まっている。町観光協会のホームページ(HP)やフェイスブックを使った情報発信により、中国などから年々問い合わせが増え、今年は台湾の大手雑誌の表紙に取り上げられた。町や同協会はインバウンド(訪日)事業に力を入れており「さらなる交流人口の拡大や観光振興につなげたい」と意気込んでいる。

 朝日町や町観光協会は、桜の名所として元々知られる舟川べりの魅力を高めようと、数年前から「春の四重奏」と銘打ってきた。観光パンフレットの他、HPや会員制交流サイト(SNS)でPRした結果、中国や香港を中心に東南アジアや欧米からも問い合わせがあった。同協会によると、その数は年を追うごとに多くなっているという。

 最近では台湾での認知度も高まっている。日本語学校を運営する企業が発刊する月刊誌で表紙を飾り、記事でも詳しく紹介された。雑誌は全土にある日本語学校で教材として使われるため、同協会事務局は「多くの人に魅力が伝わってほしい」と期待する。

 10日には台湾の旅行関係者4人が訪れ、チューリップ畑と桜並木を歩きながら写真や動画を撮って満喫。「風景が美しすぎる」「旅先のコンテンツとして非常に魅力的だ」と感想を述べ合った。

 現在は菜の花がまだ咲いていない。町によると、桜は今週見頃を迎えるという。

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