福井県大野市仏原の「仏御前の滝」に続く遊歩道に17日、冬期の閉鎖中は取り外してあった安全柵が設置された。豪快に流れ落ちる滝の近くでは紫色の小花が咲き、散策客の訪れを待ちわびているようだった。遊歩道の開放は11月下旬まで。
滝は日本百名山の一つの荒島岳(1523メートル)から3段にわたって流れ出ており、落差は約100メートル。平清盛に愛された舞の名手、仏御前が顔や髪を洗ったと伝えられている。
この日は、作業員が山壁の遊歩道約250メートルに備え付けられた土台に支柱を入れ、丁寧にボルトで固定していった。
滝は、国道158号沿いの入り口から遊歩道を10分ほど登った場所で望める。新緑や紅葉シーズンには水量も多くなり、一層見応えのある滝を楽しめる。